「大王の足跡」


 天狗岳に連なる大人峯の近くにエンマ大王が付けた「大王の足跡」と呼ばれる窪地がある。
 大王の足跡は、上名の野鹿池山、平野の納経塚、新宮の川之江へ越す横峰の近くにもあり
その歩幅を計ると小さい歩幅で3キロ、大股だと12キロあった。平均ひとまたぎ7キロとすると
身長1万6千メートルと言うことになる。
 閻魔大王は本来妖怪ではないが巨体であると言うことから山城では大人などと同じく妖怪
と見なされていた。